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大転換の波にさらされる医療業界
看護業界の現状に注目
これまで看護師の職場は病院が一般的でしたが、社会の変化に応じて看護師の活躍の場も拡大しています。高齢化社会の今は在宅医療の要となる訪問看護ステーションや介護施設で働く看護師も増えています。
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これから先、看護師はどうなっていくのか
変化する看護市場
様々な理由で在宅医療が推進されていますが、在宅医療は最低限の準備の中で処置するため軽症にしか対応できません。重症患者は病院に運ばれるため、病院勤務の看護師は今以上に激務になることでしょう。
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未来を見据えたキャリア構築を
4つのキャリアパス
転換期を迎えている今だからこそ、将来についてしっかりと考えておくべきです。ただし、漠然と考えても意味はありません。目標達成に向けて具体的なスケジュールを立てた方が行動しやすくなります。
まずはスケジュール立てと情報収集
まずはスケジュールを立てることから
どのキャリアパスを選ぶにしろ、まずはスケジュールを立てることからはじめましょう。
最初に目標に向かって今後1年間どう過ごすかを考えます。キャリアを積むためにどのような勉強をすればいいのか、資格を取得するのであれば現在の職場でサポート体制が整っているのか、なければサポートのある病院に転職するのか、といったように具体的に考えていきましょう。
すぐに立てた目標が叶うわけではありません。少なくとも準備期間として3年は必要です。最終目標の前に、小さな目標として3年後の目標を立てましょう。どれくらいの達成度があればいいのかが把握できます。また、結婚や出産などライフイベントのタイミングなども一緒に考えていきましょう。結婚や出産によって働き方が変わる可能性もあります。働き方が変わっても目標を達成するためにはどうすればいいのか、数種類のパターンを考えておくとより具体的なスケジュールが立てられるでしょう。
1年後と3年後の目標が定まったら、最終目標に到達するまでにかかる年数を設定しましょう。もし長期になるようであれば、3年経った後も期間ごとに小さい目標を立てましょう。そうすることでどのような状況であれば達成間近なのかを具体的にイメージしやすくなります。
キャリアパスを立てるなら20代がおすすめ
キャリアパスを考えるのであれば20代のうちに行動できるようにスケジュールを立てましょう。なぜなら、美容系のクリニックなど30代は採用されにくい場合もあり自分の思う通りには進まない可能性もあるからです。また、結婚や出産などのライフイベントによって働き方を変更する場合、必ずしも希望が叶うとは限りません。「子育てと両立したいから日勤中心のクリニックで働こう」と思っても、求人そのものがないなど残念な場合もあります。想定されるリスクに備えるためにも、早めに行動するべきです。
改めてキャリアを考える40代・50代
「子育てがひと段落したから改めてキャリアを考え直したい」という人もいることでしょう。ですが、40代や50代だと年齢がネックになってしまい、今後のキャリアを考えるには遅すぎるとして諦めてしまう人もいます。ですが、40代や50代からキャリアを考えるのは大切なことです。いくつまで働けるのか、定年後の働き方を見据えて考えましょう。
情報はたくさんあった方が有利
スケジュールを立てるときは情報が多いほどイメージしやすくなります。本やネットなどで集められますが、当事者の意見を聞きたいのであれば、キャリアアップに成功した知人の話を聞いてみましょう。より具体的なアドバイスがもらえるかもしれません。
また、多くの転職者と関わってきた転職エージェントを活用するのもおすすめです。プロとしての目線でチェックし、修正が必要な箇所についてアドバイスもしてくれます。