看護師としてどのようなキャリアを歩むのか考えよう

看護師のキャリアパスとして代表的な4例を紹介します。「病棟でキャリアを積むパターン」は看護師のキャリアとして一般的ですが、管理者を目指すのか、現場のスペシャリストを目指すのかによって辿るコースは異なります。近年多いのが「地域医療を支える看護師として活躍するパターン」です。高齢者看護のニーズが高まっていることもあり、訪問看護師の需要が高いことも理由のひとつですが、看護領域だけではなく介護領域の知識と技術も学べるため、選択肢のひとつとして考えている人が多いようです。

現場でなければ学べないこともたくさんありますが環境によって学ぶ速度は違うので職場選びは重要です。施術の方針は病院や診療科ごとに違うため、問題点を正確に把握していなければいくら勉強を重ねても役に立つ知識は身につきません。何をどう勉強すればいいのかは先輩看護師に聞くといいでしょう。ピンポイントで必要な部分を教えてくれますが、日ごろからコミュニケーションを取っていなければ話しかけることは難しいかもしれません。先輩看護師に好印象を与えるフレーズ集を紹介するのでコミュニケーションの参考にしてください。

今後のキャリアについて考えるときはスケジュールをしっかり立てることがポイントです。目標を達成するにはどれくらいの期間が必要なのか、目安になるため具体的な行動を起こしやすくなります。女性の場合は結婚や出産などで働き方を変更することも多いため、そうなったときにどうするのか、数種類のパターンを考えておけば途中の過程が変わってもぶれることなく目標に向かっていくことができます。より具体的にイメージしやすくするために情報も集めておきましょう。本やネット以外にも知人や転職エージェントに話を聞くのも有効です。